| 連載「円山動物園 栄光への階段」 |
第1話
旭山動物園が大成功をおさめ、日本に動物園ブームをもたらした頃、札幌市の円山動物園は苦悩の真っ只中にいました。
ピーク時には年間124万人だった入園者数も、平成17年度には50万人にまで落ち込み、市民から寄付されたエサを職員が持ち帰るという事件に端を発し、入園者数カウントの水増し発表が発覚、行政監査では、過去10年で90億円の赤字、リーダーシップがない、組織として機能不全とまで言われ、このままでは廃園という危機感をもって改革に臨めと言われるまでに落ちていきました。
この連載は、18年4月から始まった「円山動物園の再生」を事務係長という立場でみつめたものです。
(mixi日記に連載しているものを再編集しています。)
札幌市円山動物園
http://www.city.sapporo.jp/zoo/
「死中に活あり」といいますが、私が見た円山動物園は、予想以上に高いポテンシャルをもった、宝の山でした。
この連載を通じて、市役所改革に取り組む皆さんに、何かのヒントが提供できれば幸いです。
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◆◇◆小さな一歩◆◇◆
円山動物園の事務所の階段には「栄光への階段」という張り紙とともに、お客様から寄せられた「楽しかったよ!」「旭山に負けずに頑張って!」という声が張り出されています。飼育員たちは、毎日、その階段を駆け上がって現場に向かうのです。