連載「円山動物園 栄光への階段」

第8話

5月31日 はじまり

昨日は、市長公館に呼ばれて、園長以下、飼育員ら30人で意見交換会を行った。市長夫人も同席して活発な意見交換ができた。

意見交換の最初は、園長からの「園長マニフェスト」のプレゼンテーション。かなり気合いの入った内容。
その後は、飼育員たちと市長の意見交換、約1時間。

意見交換会が終わったら、市長公宅に場所を移し、皆でお寿司をつまみながら懇親会。市長がテーブルを回って、酒を酌み交わしながらそれぞれの思いを語りあった。

飼育員のある人が言ってたけど、こんな経験は一生のうちにあるかどうかだ。参加した全員のモチベーションがかつてないほど盛り上がったのを感じた。市長ご夫妻にも感謝です。

そして、数人でさらに園長のお宅にお邪魔して飲みました。
みんな興奮気味でした。

この夜、ある飼育員さんと話していて、これまでの伝統と歴史、円山動物園の高度な飼育技術、長年の先輩飼育員たちの思いと悔しさを知った。これを誇りに変えていけるよう私も頑張りたい。

===================================================

◆◇◆小さな一歩◆◇◆

入園者数を増やす上で大事なのは広報。その中でも最も効果的でローコストなのが、新聞記事やテレビに出ることです。
そこで、広告宣伝費のない円山動物園では、原則毎週プレスリリースを記者クラブに投げ込んでいます。
多いときは週に3回投げ込むこともあります。そのおかげで、4月以降、新聞テレビの露出は格段に増えました。それだけじゃなく、園内に情報を発信していこうという意識が高まってきたのです。信じられないことですが、以前は雑誌などの取材の申し出があっても、職員が冷たい対応で断ることが多かったそうです。現在は、ビジネスマナーも育ってきたように思います。
ちなみに、年度の初めには、市長からも記者クラブに円山動物園を応援してほしいという後押しがあったようです。

戻る