連載「円山動物園 栄光への階段」

第28話

11月5日 みんなで作業する

今日はお休みだけど、昼前に円山動物園に顔を出した。
オオムラサキの繁殖調査のため、札幌科学技術専門学校の学生さんたちと、地元の伏見中学校の生徒さんたちと一緒に、エゾエノキの下の枯れ葉をめくって、オオムラサキの越冬幼虫(第4齢)を探した。

オオムラサキの幼虫は寒くなると木から降りて、枯葉の裏に引っ付いて越冬する。その数を確認しておくのと、何頭か篭で囲って繁殖率を高めるためだ。

根元から50cmくらいのところにある枯葉を一枚一枚めくって探すんだけど中々見つからない。う〜ん。寒いし、足痛いし。
15分くらいしてまず課長が一頭発見!続いて専門学校の女子が発見!俺も見つけてぇ〜
次に伏見中の先生が発見!そしてついに発見しました〜!やったー、嬉しい〜って思わず叫んじゃった(笑)


写真は見つけた4頭を篭に入れて赤い網をかぶせているところ。これをまた木の下に置いて春を待ちます。カラスに食われたり、凍死するのを防ぐ効果があるそうです。


その後、皆で室内に戻り、豊滝小学校の教員OBの方からオオムラサキ飼育の講習を受けたあと、園内で見つけたスズメバチの巣の解体をして、中の構造を一緒に学びました。楽しかった!

みんなで作業するって楽しいね。

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◆◇◆小さな一歩◆◇◆

11月8日は「いい歯の日」だそうだ。
動物園のカバ担当飼育員がこの日に目をつけた。自分であちこち電話して歯科医師会に話をとりつけた。
カバ用のでっかい歯ブラシも企業スポンサーを見つけてもらってきたらしい。
カバの歯磨きイベントを実現させた。子どもたちに歯磨きをしようとメッセージを伝えた。
この一生懸命な飼育員を管理課長や主査たちが影でいろいろアドバイスして支えた。
思ったことをやり遂げる、実現させるという良い実践例ではないかと思う。

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