| 連載「円山動物園 栄光への階段」 |
第30話
11月20日 サンタクロース失業か?


円山動物園のトナカイ舎にある飼育員の手作り看板です。
今年の冬は、トナカイが頑張ります。
クリスマス時期には、トナカイと一緒に記念撮影ができます。
雪が積もったらトナカイのそりに乗って園内を走れます。
そういう場面でも、動物の魅力(角や生態の説明)だけでなく、彼らの生息域で起こっている地球温暖化についても話していくのが円山流。
温暖化により北極圏では雪ではなく雨が降るようになったため、地表に数センチもの氷の層ができてしまい、トナカイは地表のコケを食べることができず激減しています。
温暖化によって絶滅に追いやられるのは野生動物だけでなく、我々人間も一緒です。都市の水没、水害・干ばつによる農業被害などです。
私たち一人一人にできることとして、ここでは家庭の電気の契約アンペアを10Aずつ下げてみようという提案をしています。50A減らして月1,300円節約した人もいるそうです。
動物園の事務所もこまめに電気を消しています。階段は常に消灯、お昼も当然消灯。園長も窓の近くに座っているので、来客時以外は園長室も消灯しています。
サンタの格好をした飼育員が一生懸命考えた「トナカイさんのメッセージ」届くといいな。
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◆◇◆小さな一歩◆◇◆
冬は動物園プロデュースにあたって、園内でプロジェクトチームが作られました。
飼育員や管理課職員、役職者も入った15人くらいのチームです。そこで、12月〜3月までにどんなイベントをやるか、その期間に園全体でどんな見せ方をするかを話し合いました。会議は毎回夜9時くらいまで続きます。みんなどうやってお客さんに来てもらえるか真剣に考えます。
するとドンドンいいアイデアが集まってきて、結果的に、なんとほぼ毎週イベントをやることになってしまいました。うおーっ!これは大変だ!!
でも、みんなで何とか力を合わせてやってみよう!ということになり、それぞれがベニヤで看板を作ったり、手作業で展示物を作ったり、イベントを運営したりと必死になって頑張りました。
この会議に参加していると、そんな皆の熱心さに胸が熱くなります。だからPRにも必死です。
そうやって、冬の動物園のイベントは円山動物園の目玉になるまでに成長しました。
冬の動物園イベントスケジュール