財政危機を考える

札幌市では今後毎年200〜400億円の収支差赤が発生するという「中期財政見通し」が発表されている。
しかし、にもかかわらず庁内にそれほど強烈な緊迫感がないのはなぜだろう。
内訳が詳しく出ているわけではないが、市役所の行革のホームページにも公開されている。

ただし、この算出条件も「景気がこのままの水準で推移する」ことを前提としており、「悪化する」想定はされていない。
個人的には、もっと厳しい予測を立てるべきだと考える。
まず、200〜400億の収支差という資料を内訳から分析する。
そこに、
・団塊世代の退職金負担
・施設改修にかかる負担
・公債費償還にかかる負担
の要素を加える。

また、地方交付税削減の最悪シナリオを上乗せする。
加えて3セクの抱える赤字を上乗せする。
さらに、債務超過が年々悪化している3セクがつぶれた場合のシナリオを上乗せする。

これらを、過去10年間と今後10年間の収支状況(予測)グラフにする。
そうすると、いくらなんでも10年後までには財政破綻しているだろう。
「このままだと予算が組めない」という程度の危機感ではなく、倒産するぞというメッセージを市民に公表できる組織に「変わる」ことができなければ、行革は先延ばしと形作りに終わってしまうと思う。

2003.1.3

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